オンラインゲームを快適に楽しむうえで、ラグやサーバーダウンは致命的な問題。
「自分や仲間だけのゲームサーバーを立てたい！」と思っても、どのレンタルサーバーを選べばいいのか分からない…そんな人も多いはず。
本記事では、マインクラフトやARK、FPS・MMOなどに対応したおすすめのゲーム用レンタルサーバーを厳選して紹介。
選び方のポイントや注意点もあわせて解説するので、プレイ環境をレベルアップさせたいゲーマー必見の内容です。
ゲーム用レンタルサーバーとは？普通のサーバーとの違いを解説
「レンタルサーバー＝ブログやサイト用」というイメージがあるかもしれませんが、ゲーム用のレンタルサーバーは用途も性能も少し違います。
ここでは、ゲームサーバーの基本と、一般的なWebサーバーとの違いをわかりやすく解説します。
ゲーム用サーバーの主な目的は「プレイ環境の自前管理」
ゲーム用のレンタルサーバーは、以下のような目的で利用されます：
- 自分や仲間専用のマルチプレイ環境を構築する
- MOD導入やルール変更など、自由にカスタム設定を行いたい
- ラグを極力減らし、安定した通信環境を確保したい
マインクラフト・ARK・Valheim・Rustなど、自分でサーバーを立ててプレイするスタイルのゲームでよく使われています。
通常のWebレンタルサーバーとの違い
| 項目 | ゲーム用サーバー | Webサイト用サーバー |
|---|---|---|
| 用途 | ゲームプレイ（マルチ対応） | サイト公開、メールなど |
| 必要な性能 | CPU・メモリ・回線速度が重要 | 安定性とPHP/MySQLなどの対応 |
| OSの自由度 | VPSならカスタム自由（Linux等） | 基本は制限あり（共有サーバー） |
| root権限 | あり（VPS） | なし（共有サーバー） |
| 価格帯 | 比較的高め | 比較的安価 |
ゲームサーバーは常にプレイヤーが出入りし、リアルタイム処理が求められるため、性能と回線速度が重視されます。
逆に、WordPressなどのWeb運用に特化した共有サーバーは、ゲーム用途には不向きなケースがほとんどです。
このあと、実際にどんな基準でゲームサーバーを選ぶべきかを解説していきます。
ゲームサーバー選びで重要なポイント｜低遅延・安定性・対応タイトル
ゲーム用レンタルサーバーは「どれでもいい」というわけにはいきません。
目的に合っていないサーバーを選ぶと、ラグがひどい・すぐ落ちる・設定が難しすぎる…など大失敗することも。
ここでは、後悔しないために押さえておきたい選定ポイントを紹介します。
✅ 低遅延・高速通信は絶対条件
ゲームにとって遅延（ラグ）は敵そのもの。
サーバーが国内にあるか（できれば自分の地域に近い）、ping値が安定して低いかは必ず確認しましょう。
FPSや格闘ゲームのような瞬間の操作を要求されるゲームでは、特に重要です。
VPSやクラウド型のサーバーで、通信経路が最適化されているかもチェックポイント。
✅ 安定性（稼働率）とリソースの強さ
いくら速くても頻繁に落ちるサーバーは話になりません。
安定して24時間稼働できるか、CPU・メモリ・ディスク性能は十分かを事前に確認しましょう。
マイクラやARKのようにマップ生成や大量のエンティティ処理があるゲームは、特に高スペックを要求します。
✅ 対応しているゲームタイトル
一部のレンタルサーバーでは、あらかじめ特定のゲーム用テンプレートが用意されていることがあります。
たとえば：
- マインクラフト特化型
- ARK専用構成あり
- ValheimやRustの即時立ち上げ対応 など
ゲームタイトルごとの対応状況を確認しておくと、初期構築の手間を大きく減らせます。
✅ root権限・カスタマイズ性の有無
MODを入れたり、独自の設定をしたい場合は、VPS（仮想専用サーバー）でroot権限が使えるかどうかが重要。
root権限があれば、サーバーの設定を自由に変更でき、専用ゲーム空間を完全に自分好みに作り込むことができます。
逆に、「自分で設定するのは無理…」という人は、管理画面で完結できるゲーム特化型のサービスが合っています。
【比較】おすすめのゲーム用レンタルサーバー5選
ここでは、実際に多くのゲーマーに使われている信頼性の高いゲーム用レンタルサーバーを5つ厳選。
ラグの少なさ・安定性・対応タイトル・使いやすさを基準に紹介していきます。
ConoHa VPS｜コスパ重視の本格派VPS
- 月額料金：1GBプラン 968円〜（※最安構成）
- 対応ゲーム：マインクラフト、ARK、Valheim、Rustなど
- root権限：あり（完全自由なVPS）
- サーバー設置場所：東京（国内）
特徴：
GMOインターネットグループが提供するVPSで、料金と性能のバランスが非常に良い。
テンプレートからマイクラなどのサーバーを即構築可能で、初心者〜中級者まで対応。
さくらのVPS｜老舗の安定性と信頼性
- 月額料金：512MBプラン 643円〜（安価）
- 対応ゲーム：マイクラ、Terrariaなど軽量系におすすめ
- root権限：あり
- サーバー設置場所：全国複数（東京・大阪など）
特徴：
安定した稼働率が魅力の老舗VPS。価格も安く、自作環境でのゲーム運用を始めたい人におすすめ。
GUI環境は用意されていないため、ある程度のLinux知識がある人向き。
Xserver for Game（旧KAGOYA Game Server）｜マイクラ専用の手軽サーバー
- 月額料金：1,320円〜（4人プレイ対応）
- 対応ゲーム：マインクラフト（統合版／Java版）専用
- root権限：なし（GUI管理）
- サーバー設置場所：日本国内
特徴：
マイクラ専用に最適化された環境で、知識ゼロでもGUI操作だけでサーバー立てられるのが魅力。
MODやプラグインも簡単に導入でき、小規模プレイをしたい初心者に最適。
カラフルボックス（ColorfulBox VPS）｜高速＋国内データセンターの安心感
- 月額料金：1,320円〜
- 対応ゲーム：マイクラ、ARKなど（Linux設定必要）
- root権限：あり
- サーバー設置場所：東京・大阪（地域選択可）
特徴：
SSD/NVMe対応でとにかく速い。国内サーバーでping値も安定しており、PvPなど速度が命のゲームに向いている。
GUIテンプレはないが、VPSに慣れた中級者には快適な構成。
お名前.com VPS｜格安で始められる自由なVPS
- 月額料金：770円〜
- 対応ゲーム：マイクラ・ARKなど
- root権限：あり
- サーバー設置場所：東京（国内）
特徴：
とにかく価格が安く、VPS入門用としては最適な一台。
サーバー構築はすべて自力になるが、設定に自信のあるゲーマーにはコスパ最強。
タイトル別おすすめレンタルサーバー｜マイクラ・ARK・FPSなど用途で選ぶ
ゲームごとに要求スペックや設定の自由度が異なるため、目的のタイトルに合ったサーバー選びが超重要です。
ここでは人気タイトル別に、最適なレンタルサーバーを紹介します。
🔶 マインクラフト（Java版／統合版）
- 初心者向け：Xserver for Game
→ GUI操作で簡単にマルチプレイが可能。MODやプラグイン導入も直感的。 - 中〜上級者向け：ConoHa VPS・さくらのVPS
→ root権限で自由に構築可能。リソースも安定しており、大規模プレイや長期運用にも対応。
🔶 ARK: Survival Evolved
- おすすめ：ConoHa VPS・ColorfulBox VPS
→ ARKは非常に重たいゲームのため、高スペックなVPSが必須。メモリ2GB以上が理想。 - 要注意：公式サーバーと違い、自鯖では設定項目も多いためある程度の知識が必要。
🔶 Valheim・Rust・7 Days to Die などのサバイバル系
- おすすめ：ConoHa VPS・ColorfulBox VPS
→ いずれもroot権限で自由にカスタム可能。テンプレ非対応でも、自分で構築することで対応。 - ポイント：MOD導入やバックアップ設定などを自分でやりたい中級者に特に向いている。
🔶 FPS・PvPゲーム（CS2、Team Fortress 2など）
- おすすめ：さくらのVPS（近距離接続）・ConoHa VPS（東京設置）
→ FPSは低pingが命。日本国内のデータセンターで、少人数対戦に絞った環境構築が有効。 - 注意：公式サーバーが強すぎるタイトルは、レンタルサーバー運用の需要が少ない場合も。
🔶 軽量2Dゲーム（Terraria・Don’t Starve Togetherなど）
- おすすめ：お名前.com VPS・さくらのVPS
→ 重量級スペック不要。低コストなVPSでも十分動作するため、とにかく安く始めたい人向き。
ゲーム用サーバー運用の注意点と快適に使うためのコツ
サーバーを契約してゲームを動かすだけなら簡単ですが、快適に長期間プレイするにはいくつかの注意点があります。
ここでは、よくあるミスやトラブルの防ぎ方、負荷を抑えるコツなどを紹介します。
常に最新のバックアップを取っておく
ゲームサーバーはクラッシュや誤操作でデータが一瞬で吹き飛ぶこともあります。
特にMODを入れている環境や、複数人でプレイしている場合は、自動 or 手動で定期バックアップを取っておくことが絶対条件です。
おすすめ方法：
- cronで自動バックアップ（Linux）
- GUIサーバーなら管理画面で定期保存設定
- 外部ストレージ（Google Driveなど）に退避もアリ
プレイヤー人数に見合ったプランを選ぶ
よくある失敗が「最安プランでマイクラ10人プレイしようとして重すぎて使い物にならない」パターン。
プレイヤー数が増えると、CPU・メモリ・通信量すべてが比例して増えるため、余裕のあるプランを選んでおこう。
目安例（マイクラ）：
- 1〜4人：メモリ1GB〜
- 5〜10人：2GB以上推奨
- 10人以上：4GB以上＋高CPU
MODやプラグインは入れすぎない
MODやプラグインは楽しいけど、入れすぎると不具合や重さの原因に。
特に、MOD同士の相性問題や、アップデートで動かなくなるケースも多いので、本番サーバーとは別にテスト環境を用意するのがおすすめ。
セキュリティ対策も忘れずに
- ポート開放の設定が甘いと、不正アクセスや乗っ取りのリスクあり
- SSH接続に公開鍵認証を使う
- rootユーザーの直接ログインを禁止する（VPS運用時）
とくにVPSは自分で管理責任を持つ環境なので、最低限のサーバーセキュリティ設定はしておこう。
定期的な再起動・リソース確認を習慣にする
長期間動かしっぱなしにしていると、メモリリークや一時ファイル蓄積でパフォーマンス低下することも。
定期的に再起動したり、topコマンドやモニタリングツールでリソース使用状況をチェックしておくと安心。
まとめ｜プレイ環境に合わせてベストなサーバーを選ぼう
ゲーム用レンタルサーバーは、選び方を間違えるとラグ地獄やサーバーダウンに悩まされるハメになります。
でも、今回紹介したポイントを押さえておけば、自分にぴったりのサーバーを見つけるのは難しくありません。
最後におさらい：
- 低遅延・高安定性はゲームサーバー選びの最重要ポイント
- マイクラ・ARK・FPSなど、ゲームごとに最適なサーバーは違う
- 自由に設定したいならVPS型、手軽に始めたいならゲーム専用型がおすすめ
- 運用時はバックアップ・負荷対策・セキュリティ管理も忘れずに！
プレイ環境が整えば、友達とのマルチプレイも、MODを入れた世界構築も、すべてがもっと快適で楽しくなります。
あなたのゲームライフに合ったサーバーを選んで、最高の環境を作り上げてください！
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